ワクワク組織の作り方(5)

エンジニア出身のマネージャーに送る、部下が進んで仕事をするための
8つの技術

               <タレント トライアングル エンタープライズ社>

【これまでのあらすじ】

優れたエンジニアだった綿ナベ課長。

問題が起こると、これまでの経験と技術的な知識で

直ぐに部下に指示を出してあっという間に解決します。

「部下が指示待ちで、自分で考えなくて困る」と思っています。

部下からは、「すごい仕事が出来るけどなんか冷たい」

「意見や考えを言いにくい」と言われています。


困った綿ナベさんは、同じ職場の課長の雨彦さんと

尊敬する羽譜部長に相談しに行きました。


羽譜さんは、一般的なマネージャーに過去を振返り 

「こんな上司が良かった/こんな上司は反面教師にしたい」

ということを聞いた表を見せてくれました。

(表は、クワク組織の作り方(4)参照)


【ここから今回の話】

羽譜「生の声を見てもらったけど、

  私の知識では、マネージャーに必要な必要な

  スキルって3つに分けることができると思うよ。

  ①将来の方向性(ビジョン・戦略)を示す

   組織経営スキル

  ②管理(マネージメント)スキル

  ③リーダーシップスキル

  の3つが大事だと思っているんだ。」

「PMIがタレントトライアングルということを

  提唱しているけど、それを私なりの解釈で、

  マネージャーにあてはめてみたものがこの絵なんだ。

 ①を戦略スキル ②を管理スキル ③をヒューマンスキル

 って呼んでいるんだ。

 これを見てどんな風に感じるかい。

雨  「②の管理スキルは

  メンバー各々の課題や達成目標を

  スケジュールに対して確認する

  ということは、常々やっていますね。」

  「これは、なんとなく先輩マネージャーが

  やっていたことが見えていましたから

  見よう見まねでやれていると思います。」

ナベ「だけど、①のビジョンや戦略を作ったりする

  戦略スキルや

  ③のヒューマンスキルは見よう見まねでは

  難しいと感じますよ。」

  「メンバーをよく見て様子に気づく とか

  気持ちまで伝わったと相手が思うように

  話を聴くって、その人に元々備わった才能のような

  気がするんですよね。」


羽譜「そうだね。②は、たぶんできているよね。」

  「部下の仕事がうまくできているか

  ルールから逸脱しないようにやっているか など

  管理する能力のことだからね。」

  「雨君が言っているように、先輩方がやっていることが

  見えやすいよね。」

  「でも①も③も才能というよりスキル。」

  「技術だからやり方やコツがあるんだ

  ①は、ミドルマネージャー(課長クラス)にも

  必要だけど、更に上(部長以上)のクラスに

  より必要なスキルなので、別途話すよ。」

経営の三角形<タレント トライアングル エンタープライズ社>

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