エンジニア出身のマネージャーに送る、部下が進んで仕事をするための
8つの技術
<タレント トライアングル エンタープライズ社>
【これまでのあらすじ】
優れたエンジニアだった綿ナベ課長。
問題が起こると、これまでの経験と技術的な知識で
直ぐに部下に指示を出してあっという間に解決します。
「部下が指示待ちで、自分で考えなくて困る」と思っています。
部下からは、「すごい仕事が出来るけどなんか冷たい」
「意見や考えを言いにくい」と言われています。
困った綿ナベさんは、同じ職場の課長の雨彦さんと
尊敬する羽譜部長に相談しに行きました。
羽譜さんは、一般的なマネージャーに過去を振返り
「こんな上司が良かった/こんな上司は反面教師にしたい」
ということを聞いた表を見せてくれました。
【ここから今回の話】
羽譜「生の声を見てもらったけど、
私の知識では、マネージャーに必要な必要な
スキルって3つに分けることができると思うよ。
①将来の方向性(ビジョン・戦略)を示す
組織経営スキル
②管理(マネージメント)スキル
③リーダーシップスキル
の3つが大事だと思っているんだ。」
「PMIがタレントトライアングルということを
提唱しているけど、それを私なりの解釈で、
マネージャーにあてはめてみたものがこの絵なんだ。
①を戦略スキル ②を管理スキル ③をヒューマンスキル
って呼んでいるんだ。
これを見てどんな風に感じるかい。
雨 「②の管理スキルは
メンバー各々の課題や達成目標を
スケジュールに対して確認する
ということは、常々やっていますね。」
「これは、なんとなく先輩マネージャーが
やっていたことが見えていましたから
見よう見まねでやれていると思います。」
ナベ「だけど、①のビジョンや戦略を作ったりする
戦略スキルや
③のヒューマンスキルは見よう見まねでは
難しいと感じますよ。」
「メンバーをよく見て様子に気づく とか
気持ちまで伝わったと相手が思うように
話を聴くって、その人に元々備わった才能のような
気がするんですよね。」
羽譜「そうだね。②は、たぶんできているよね。」
「部下の仕事がうまくできているか
ルールから逸脱しないようにやっているか など
管理する能力のことだからね。」
「雨君が言っているように、先輩方がやっていることが
見えやすいよね。」
「でも①も③も才能というよりスキル。」
「技術だからやり方やコツがあるんだ
①は、ミドルマネージャー(課長クラス)にも
必要だけど、更に上(部長以上)のクラスに
より必要なスキルなので、別途話すよ。」
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