エンジニア出身のマネージャーに送る、部下が進んで仕事をするための8つの技術
<タレント トライアングル エンタープライズ社>
羽譜 「前回は、環境の話だったけど、どんなことを感じたかい?」
雨 「今回もカフェテリアに移動しましたが、
羽譜さんは意識して場所を移ったんですね。」
「事務所で人が周りにいると話しにくいですもんね。」
ナベ「 今は、僕が羽譜さんの正面、雨君が羽譜さんの横に座っている。」
「僕は、正面の方が真面目に話を聴いてもらえると思うので良いんだけど
雨君は、隣のほうが良いの?」
雨 「隣で少し近いほうがテーブルをはさむより、親身に聴いてもらえそうで
話しやすいんですよね。」
ナベ 「ちょっとしたことだけど、話しやすい環境も人それぞれなんですね。」
羽譜 「次は、聴き手の態度の話だよ」
「これも知っていて実行するのと、知らずに実行できないのでは差が出るよ。」
◇2 基本的な聴くスキル
聴き手の態度も、相手が話しやすくなる要因です。
1.相手を見て聴く
忙しい時に、書類を見ながら、PC操作をしながら人の話を聴いていませんか?
2.態度で聴いていると知らせながら聴く
うなずきながら聴く。「へぇ~」「それで」など合いの手を入れながら聴く
3.相手が話をしている間は、口を挟まない。
話を遮って、質問したり、意見を言ったりしない。
4.話しやすくするための質問をする。
「それからどうした?」「それで、どう思った?」「その次に何が起こった?」など
5.相手に合わせたペース、聴き方。
人は、それぞれ個性があります。
早口で話す人、ゆっくり話す人
考えてから話さないと嫌な人、話しながら考える人
話ながら考えるタイプで、早口な話し手に対し、
聴き手のあなたの応答が、話を聴いて⇒考えて⇒ゆっくり応答する
と、話し手は、ストレスを感じます。
逆に、考えて話さないと嫌な人に、聴き手が
「それでどうしたの」と聞いた後に、しばらく沈黙したとしても
頭で話を整理して話そうとしていて間が空くことがあります。
そんな時に、「話しにくい?」「視点を変えてみようか。」など
話すことを促そうと話しかけると
混乱して話しにくくなることもあります。
相手のタイプに合わせて聴くことは重要です。
<演習>身近な方と試してみてください。
二人ペアになって椅子に座る(Aさんと自分)
Aさん:あなたの方を向き座る。最近あった気になることを話してもらう
あなた:横を向いて座って、うなずきやあいづち等の反応をせずに聴く
2分くらいして
あなた:正面を向きなおし、うなずきやあいづち等の反応をしながら聴く
交代
あなた:最近あった気になることを話す
Aさん:横を向いて座って、うなずきや返事等の反応をせずに聴く
Aさん:正面を向きなおし、うなずきやあいづち等の反応をしながら聴く
話し手として/聴き手としてどんなことを感じたか?
羽譜 「話を聴くときは、相手を見て聴く。 そんなに難しい話ではないよね。」
ナベ「はい。 内容は難しくありませんが・・・」
羽譜 「聴くときにうなずきながら聴くことはやっているよね。」
ナベ 「もしかしたらやっていないかもしれません。」
「ただ、じっと相手の顔を見ていたり、PCを操作していたり・・・」
「マズイ!」
雨 「ちゃんと聞くつもりでいますけど、忙しいとつい・・・」
「PC操作しながら、メール見ながらでも聞けるし、理解できると思っていましたが
横を向いていると、正面向くときと話の入って来方が違うんですね。」
羽譜「 家庭でもやっていないかい。」
ナベ/雨 「・・・」
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